建築施工管理技士のSです。
創業70年以上、
一貫して「防水の専門家集団」として数多くの建物を水から守ってきた棚田建材。
今回は、金属屋根の防水改修についてのハナシです。

前回はアクリルゴム系塗膜防水にて金属屋根を改修する話をしましたが、今回は超速硬化ウレタン塗膜防水で施工した金属屋根防水改修のハナシです。

施工前

上の写真は工事を行う前の金属屋根です。
経年劣化により錆が発生し、いつ穴が開いて雨漏りが発生してもおかしくない状況です。
金属屋根を改修する方法は何種類かありますが、今回は超速硬化型ウレタン塗膜防水という専用機械を使用してスプレーで防水材を吹き付ける工法で改修しました。
通常の手塗りウレタン塗膜防水では改修しにくい勾配屋根、凸凹面が多い屋根なども防水材をスプレーで吹き付けることによって均一に膜厚を確保することができるのが特徴です。
さらに、防水の強さを表す抗張積(引張強度×伸び)の数値が通常のウレタン防水の3倍以上あり、熱膨張による動きが大きい金属屋根に対しても耐えうる性能を有しております。

施工中

通常の塗膜防水に比べ瞬間的に硬化する超速硬化ウレタンは、下地の形状に合わせた防水膜を形成することができます。
他にも高反射成分を配合した遮熱トップコートを塗布することにより、躯体の膨張収縮を緩和したり、錆・腐食の原因である、酸素・水分を厚膜のウレタンゴム樹脂で遮断する為、錆・腐食を防止することができます。

施工完了

今回は超速硬化型ウレタン塗膜防水で金属屋根の改修を行いましたが、棚田建材は様々な下地に対して最適な改修方法をご提案できる知識と経験、そして工事力があります。

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