建築施工管理技士Hです。
創業71年、一貫して「防水の専門家集団」として数多くの建物を水から守ってきた棚田建材。

今回は、建物外壁の補修についてのハナシです。

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外壁塗装が施されている建物で、外壁の一部が水膨れのようにふくれていたり、小さく泡立ちが
できたりすることがあります。

外壁塗装は、時間の経過に伴って徐々に劣化していきます。
ある程度、劣化が進行すると、劣化症状としてふくらみが生じることがあります。
外壁塗装の経年劣化が原因で、外壁にふくらみが生じる仕組みとしては塗膜表面の微細なひび割れ・
塗膜の剥離などが生じることがあります。
ひび割れ・塗膜の剥離などが生じると、そこから雨水が浸入するようになります。
浸入した雨水が塗装材と外壁材の間にたまると、外壁にふくらみが生じます。
また、外壁塗装と外壁材の間に浸入した雨水が少量でも、水分が蒸発するときの力で外壁塗装が
押し上げられることで、外壁にふくらみが生じることもあります。

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また塗装材が健全な状態でも、下地や躯体のひび割れや、外壁付帯物の取付部などから雨水の侵入が
あると、同じように外壁塗装と外壁材の間に水がたまる様になってしまいます。

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外壁のふくらみを放置してしまうと、雨水が浸入し続ける・雨水がたまり続ける状態を
放置してしまう事になります。
外壁塗装と外壁材の間に雨水が浸入し、たまり続ける状況になれば、いずれ外壁材にも
雨水が浸み込み、腐食などの原因になります。
また、躯体のひび割れや隙間があれば、そこから室内への漏水につながる恐れがあります。

補修を行う場合は、浮いた塗膜を除去し、下地を補修して新たに塗装を行うことになりますが、
その際はしっかりと下地を乾燥させ・適切な塗装材を用いる事が重要です。
また雨水の侵入が劣化した塗膜表面以外からある場合は、侵入経路をしっかりと塞ぐ
必要があります。
これらを適切に行わないと再発する恐れがあるので注意が必要です。

今回は外壁塗膜の膨れの事例をご紹介しましたが、建物にこのような症状を見つけた時は
放置せずに専門家に確認し、適切な処置を行う事をお勧めいたします。

棚田建材では、防水工事だけでなく外壁の調査・診断から
適切な補修・メンテナンスをご提案致します!

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