「2024年6月インタビュー実施」
成功体験が欠けていた
入社以来、常に課題だと感じているのは「仕事ではうまく自分を発揮できない」ということ。小学校の頃からやっていたサッカーでは、感情を前面に出してプレーし、まわりにも発破をかけたり、指示を出したりできるのに、仕事となると内気な自分が出てくるんです。施工管理職は、現場の所長や監督とのコミュニケーションが鍵を握る仕事です。同じコミュニケーションでも、誰かの話を聞いたりすることはまったく苦にならないんですけどね。大阪営業所で働く2人の後輩が困っていたら積極的に声をかけてアドバイスを送っています。上司からは「助かってる」と言われますし、自分自身もやりがいを感じています。一方で、自分自身は慣れない世界に飛び込んでいくことへの苦手意識はなかなか払拭できずにいました。経験や知識がなくても、積極的に現場に足を運べば信頼関係につながっていく。そこに挑んだことがないから成功体験を得られず、必要性も感じられないところが、壁を突破できなかった理由のひとつだと思います。根本的な要因は、「自信」なんでしょうね。サッカーの場合、J リーグの下部組織からスカウトされて中学ではそこでプレーするようになったことで、自分はできる選手なんだというお墨付きを得た気がしたんです。そこでプレーした過去が、高校でも大学でも自分を支えてくれました。仕事ではそれに類するものをまだ掴めていないのかもしれません。
成長するには痛みを伴う
それでも上司との対話などを通して、現場に行く回数を増やすこと、些細な事柄でもコミュニケーションを重ねることが大切だとわかってきたので、実践することを心がけています。その甲斐あってか、「またOくんにお願いしたい」と言われることも増えてきました。自分が意識や行動を変えたことは、現場監督との関係性など、仕事にもいい影響を及ぼしていると感じています。ちょうど今携わっている案件をやりきれば、手応えをつかめるような予感があるんです。それが会社の利益や自分への評価につながれば、成功体験が生まれて、自信も芽生えてくるのかなと。今はまさに、自分の殻を破っているところですね。慣れていないことに挑むのはストレスに感じるものだけど、そこから逃げていたら成長は望めない。自分を変えるために行動を起こせるかどうか、最後は自分自身の覚悟の問題なんだと思います。
プライベートは何をしている?
休日は基本的に家で友人とオンラインゲームをしています。たまにサッカーをするのですが、日頃の運動不足がたたって、先日の試合では開始早々、肉離れを起こしてしまいました。笑