「2024年6月インタビュー実施」

お客様から覚えてもらえるのが嬉しい

大学のファッション・ハウジングデザイン学科で、内装の改修や古民家のリノベ―ションについて学んだ私は、そこで学んだことを仕事でも活かすため、建築業界に絞って就職先を探していました。
建築に携われるなら職種は何でもいい。まずは定職に就いて親を安心させたい、私を拾ってくれるなら仕事内容は問わないという気持ちで探していたところ、棚田建材の営業・施工管理職の枠を見つけたので挑戦しようと思ったんです。
今は主に、営業職として顧客の新規開拓を担当しています。新規なので断られて当然、まずは何回も訪問して顔を覚えてもらい、相手の懐に入っていくためにいろいろ工夫するのが楽しいんです。新規だとゼロからのスタートだし、自分で築いていけるやりがいもあります。逆に既存顧客の場合、私が関係を終わらせてしまったらどうしようと考えて重荷を感じてしまいます。
営業をやっていて嬉しいのは、お客様から顔を覚えていただけること。入社したばかりの頃に1〜2回しか会っていないのに、2年ぶりに再会しても覚えていてくださった人もいます。女性の営業職は業界では珍しい存在ですが、それがプラスに働くところはあるのかなと。まだ事例は少ないけれど、そこから信頼を得て仕事につなげるのが理想の展開です。

営業の楽しさがわかってきた

1、2年目を振り返ると、なんで私はこんなこともできないんだろう、営業に向いてないかなと思って気持ちが沈んでしまうことも少なくありませんでした。それでも踏みとどまれたのは、営業のいろはから教えてくれた先輩に無駄な時間だったと思わせたくなかったから。私が成長して結果を残すことで、先輩への恩を返したいと思ったからです。
ぽつぽつと仕事をいただけるようになった最近、営業の楽しさが少しずつわかってきたような感覚があります。この仕事を突き詰めてレベルアップしていけば、もっと楽しいんだろうなとワクワクしていますし、失敗は成功させるための糧にすればいいんだと、前向きに捉えられるようにもなりました。

私に営業を教えてくれた先輩のように“営業の要”になることが、遠い目標です。仕事に真摯に向き合っていて、着眼点も素晴らしいその先輩は、常に仕事につながるかどうかを考えながら動いているので、学ばせてもらうことが多いんです。その先輩に限らず、姫路営業所の人たちは皆あたたかく、どんなに些細なことでも嫌な顔をせず教えてくれるので、とても助かっています。
正直、最初は馴染めるかどうか心配だったんですけどね。まわりは年上の男性社員ばかりで、所属部署には同期がひとりもいなかったから。でも今や、会社の人たちとは仕事が終わってから一緒にゴルフの練習に行く程の仲になっています。

プライベートは何をしている?

仕事では頑張って人と話しているので、プライベートでは人見知りの自分に戻ります。休日はゲームをしたり、絵を描いたり、散歩したり…。平日は社会に揉まれて刺激的な日々を送っているぶん、週末に羽を伸ばすとカタルシスを感じられるんです。(笑)