「2024年6月インタビュー実施」

自然体でいられる心地よさ次第

もともと大工になろうと思って、専門学校に進んだのですが、授業でノミやカンナを使って大工作業を体験する中で気持ちが変わっていきました。40代、50代になると身が持たないだろうと感じたんです。その後、建築に関わりながらも長く続けられる仕事として行き着いたのが施工管理職。在学中に建築施工管理技士2級(学科)資格を取ったこともあり、就活ではそれを活用できる仕事や会社を探していました。
入社5年目を迎えた今、自分がやりたいことをやらせてもらえたり、自分の意見にも耳を傾けてもらえるこの会社では、素の自分でいられる心地よさを感じています。仕事も自分でスケジュールを組めるなど、裁量が大きいところが気に入っています。もちろん、厳しく注意を受ける時もありますけどね。

結局は自分の捉え方次第

ただ、そう思えるのも大変な時期を経験してきたからこそ。知識も経験も浅い1〜2年目の頃は、取引先から「仕事をわかっていない」「現場に来ない」「資料を欲しいと言っているのに対応してくれない」などとよくお叱りを受けていました。怒られるのが嫌で現場に行かない、それで余計に相手の気を悪くするという悪循環にハマっているときもあったんです。

だから正直、転職が頭に浮かんだことはあります。ただしんどいからといって仕事を辞めたところでプラスにはならないし、打ちのめされたまま逃げ出したくもない。自分がやると決めたからにはやりきろう。そんな気持ちで踏ん張っていましたね。

転機が訪れたのは3年目。嫌でもやるのが仕事だと言い聞かせて、叱られるのを覚悟で現場に行く回数を増やしていくうちに、所長や職人さんからの評価は上がっていきました。やり終えた後、所長から「次の現場も来てくれへんか?」と直接声かけてもらえたりすると喜びを感じます。 今になって思えるのは、嫌なことや理不尽なことがあったとして、結局は自分の捉え方次第だということ。嫌だと思って避けていればずっと嫌なままだけど、やらなあかんと決めて行動に移せば状況は好転し、ネガティブな気持ちも薄れていく。最初はよくお叱りを受けていた人に、「あいつ成長したな」と認めさせたいという気持ちもひとつの原動力になっています。

喜びも苦労も分かち合える

入社前の面接やアルバイトを通して、棚田建材は雰囲気がよく、人間関係がよさそうだと感じていましたが、今もその印象は変わっていません。特に姫路営業所はメンバーが15人ほどで規模が小さいぶん、「みんなで支え合いながら働く」ところがあります。自分がいっぱいいっぱいのときは他のメンバーが手伝ってくれますし、その逆もしかり。お互い持ちつ持たれつで、喜びも苦労も分かち合える関係が支えになっています。もちろん相手と状況は選びますが、先輩にもタメ口で話していますし、同世代が多くいる会社で働ける環境は貴重だと思います。仕事で大変なことがあっても、社内の人間関係がよければ乗り切れる気がしますね。

プライベートは何をしている?

休日は彼女と遊んだり、寝たりして身体と心をリセットしています。強いて言うなら車のカスタムや運転が好きですが、趣味と言えるほどのものではないですね。(笑)