2024年6月インタビュー実施
限界を超えることで成長できる
毎年、11月から3月頃までの繁忙期は、僕にとって一番成長できる期間です。自ら「成長できるようにバンバン案件ください」と上司に申告し、とことん自分を追い込むことで、限界を突破するようにしています。ただ、これはあくまでも早く成長したい僕個人のやり方で、プライベートと仕事を両立させることもできますし、現にそういう人も多くいますよ。
入社6年目になりようやく、一緒に仕事をした所長や職人さんの中から「次の現場もMくんに頼むわ」「これからも君と長くお付き合いしていきたい」という人がちらほら出てきたのは嬉しいこと。良好な関係を築けている相手とは、仕事だという意識を忘れて、自分の素でお付き合いできていると感じる場面が多いですね。
もちろんビジネスのコミュニケーションは大事だけど、突き抜けるためには「好き嫌い」や「感情」は重要なものさしになるし、建設業界はその傾向が強いんじゃないかなと。僕自身、現場で大きな失敗を何度もしてきたけれど、こちらが真摯に向き合えば、もう一度チャンスをくれる人も少なくなかったですから。
自分ごととして捉え始めた
かくいう自分も、入社してから2年ほどは仕事が嫌いだったんです。何のおもしろみも感じられず、やめようと何度も思ったけれど、何も成果を出していないのに逃げたくないというプライドだけで自分を保っていた感じですね。
そんな僕が変わったのは、「自分で自分の行動に責任を持とうや」という上司の言葉がきっかけです。仕事に本気で向き合い始めてからは会社への不満も自分ごとと捉えて、自分たちで変えようというマインドに変わっていきました。振り返ると、社内の先輩、上司が社会人としての考え方やあり方を噛み砕いて説明してくれたおかげで、今のスタンスが形作られていったんだと思います。
僕が変われた理由として、後輩が入ってきたことも大きいでしょうね。先輩である自分が、何も行動を起こさずに不満をこぼしているだけなのは単純にダサいなと。あとは自分の人生として考えたとき、「胸を張れるような仕事をしてきた」という誇りを持ちたいというのもあります。
納得感を大切に
普段、後輩や部下に対しては、彼らがこの会社を選んでよかったと思えるような接し方を心がけています。経験の浅い部下とのやりとりでは、もちろん食い違いが生じることもありますが、まずは気持ちを理解しようと最大限努めたうえで、彼らが納得できるような説明を意識しています。
もちろん仕事なので、納得できる答えにたどり着けないこともあるけれど、そこは自制するのが大人であり、社会人としての振る舞いだと思います。周囲に批判されようとも自分の信念を貫きたいと感じたとしても、それは単なる独りよがりかもしれませんからね。棚田建材を無限に成長し続ける会社にするために、後輩や部下と一緒に育っていきたいと、僕は思っています。
プライベートは何をしている?
ハムスターや魚、クモなど、いろんな動物を飼っています。どの子にも性格があって、その違いを感じたり気づいたりするのが好きですね。