2024年6月インタビュー実施

尊敬してもらえる先輩になりたい

親が公務員だったこともあり、学生時代は公務員志望でした。でもその採用試験に受からず、改めて人生について考えたとき、自分には向いていない気がして別の道を考え始めたんです。人生100年時代、仕事を楽しめないと人生も楽しくないかなと思ったんですよね。かといって特別やりたいことはなかったので、あまり業種や職種は絞らず探していた中で棚田建材を見つけました。

僕は繁忙期に入る10月に入社したのですが、最初に抱いた印象はみんな、すごく忙しそうやなってこと。でもそれはむしろポジティブなもの。3歳上、4歳上の人でもバリバリ活躍していてすごいな、僕もこういう人になりたいと思ったんです。

棚田建材にはとても仕事熱心な人もいれば、オンとオフのメリハリがしっかりしてる人もいて、それぞれのキャラが立っている感じがします。自分がどういうカテゴリーに属するかはわかりませんが、どこか一個でもずば抜けて尊敬してもらえる先輩になりたいですね。

といっても、入社してから2〜3ヶ月頃、辞めたいなと思っていた時期もあります。ただ新人時代、大変なのはどの会社も同じだし、すぐ辞めたら転職時にもマイナスになる。そう考えて、とりあえず2〜3年は踏ん張ろうと自分に言い聞かせて頑張っていました。まだ入社1年半ほどしか経ってないのですが、いつの間にかその気持ちはどこかに消えて、仕事を楽しんでいます。

責任がある方が仕事はおもしろい

転機となったのは、バディを組んでいた先輩が退職した2023年の秋。それを機に、サブではなく、自分の担当現場を持つようになったことで、大きく成長できたと思います。正直、最初はやるしかない状況で不安もありましたが、先輩や上司にサポートしてもらいながら一つずつ課題をクリアしていけました。

せめて顔を出して挨拶だけでもしよう、という気持ちで、できるだけ現場に足を運び、手探りながらもがむしゃらにやる姿勢を評価してくれていたのか、その工事が終わった後、職人さんから褒められただけでなく、現場の所長からの評価もよかったと聞いて報われた気がしましたね。

先輩がいるときは、自分はサポート役だと心のどこかで思っていたけれど、自分の現場を持ってからは責任感が湧いてきました。現場監督とも自分で話すようになったことで仕事が自分ごとになり、楽しさとやりがいを感じています。

人を巻き込んでいくよりは、誰かの期待に応えること、誰かの役に立つことの方が喜びを感じる自分に、お客さんや元請けさんの要望に応える施工管理の仕事は合っている気がします。とりあえず一人前になるというか、先輩たちのようになることが今の目標です。

「誰といるか」で人生は変わる

どちらかというと僕は、身を置いた環境に適応していくタイプ。特に大学生のときは、パチンコや競艇などにどっぷりハマっていたのですが、いつも友達と一緒だったことを思い返すと「ギャンブルそのもの」より「気の合う誰かと一緒にいること」が僕には大切なんだと思います。

現に、入社1年目の終わり頃からまったくギャンブルをしなくなったんですよね。辞めた方がいいとは思っていたものの、辞めなければといった強い意志があったわけじゃない。棚田建材に入って「尊敬できる先輩」という身近な目標ができたことで、僕はいつの間にか変わっていたのかもしれません。

プライベートは何をしている?

会社の先輩、後輩や同僚とは年齢が近いぶん、距離感も縮まります。土日や平日の夜、会社の人と一緒にサッカーやゴルフで汗を流す時間も、人生を充実させてくれます。