2024年6月インタビュー実施

雇われている感覚なく働ける

大学時代に中国語を専攻していたことと、いわゆるモノづくりが好きだったこと。その2つが、中国人技能実習生を受け入れていた棚田建材に入社すると決めた理由です。

入社が決まってから約1年、研修アルバイトとして週3日のペースで働いていたのですが、社内には年齢の近い人が多くてコミュニケーションを取りやすいうえに、日常的に中国人と話す機会もありました。会社から期待されている感じも受け、翌年4月にはスムーズに新入社員としてスタートを切りました。

当社での仕事も4年目(内定者時代も含めれば5年目)に入りましたが、毎年成長できていることを実感しています。その時々で精一杯やっているものの、次の年にはそれまで見えてなかったことが見えてくるので学びは尽きない。先輩から言われた「毎日、毎年が勉強や」というのは本当だなと実感しています。この先、経験したことのない施工管理の仕事や部下、部署のマネジメントなど、自分の知らない世界はまだまだあるんだと思うとワクワクしますよね。

施工管理の仕事が僕の性に合っているのは、「○○時に現場に行って、○○時に帰宅する」といった日々の仕事のスケジュールを自分で組めるところ。業務を後回しにするとそのしわ寄せは自分に返ってきてしまうので、自分でメリハリをつけないといけないのですが、雇われている感覚なく働けるところが魅力です。

自分ならどんな人にお金を払いたいか?

「責任ある仕事なので大変なこともあるけど、そんなのは当たり前。やらないといけないからやるだけ」そんな仕事観が確立されたのは、学生時代、建設現場で職人として半年ほど働いたからでしょうね。

訳あって1年間大学を休学し、お金を稼ぐために半年ほど身を置いた建築の世界では、一回りほど上の先輩から、言葉遣いひとつでもきびしく怒られたりしました。社会人としてどうあるべきか、どう人と接するべきかを実地で学ばせてもらったんです。

辞めたいと思ったことは数え切れませんが、逃げるわけにはいかないという気持ちだけでその半年間を乗り切ったおかげで、見える景色はがらりと変わりました。いかに自分が甘ちゃんだったかを痛感させられましたし、復学したとき、まわりの学生が幼く見えたんです。

当時先輩から「報酬を払う側としても、頑張ってる人の方が気持ちよく払えるもんやで」と言われたことは、今、自分が人に動いてもらう立場になって強く実感しています。

プライベートは何をしている?

子どもがいるので、週末は基本、家族サービスに充てていますが、たまには趣味の釣りに出かけることもあります。こだわりは強い方で、釣り道具も高価で品質の良いものを買い、こまめに手入れしながら長持ちさせるようにしています。