やるしかない状況に自分を置く

甲子園出場を目指して、すべてを野球に捧げる生活を終えた後、燃え尽き症候群のようになった高校3年の夏から、僕は人生の迷子になりました。大学でも野球に代わるほど必死になれるものは見つけられず、ただなんとなく過ごす日々から抜け出せずにいたんです。
このままではダメだ、やるしかない状況に自分を置こうと一念発起し、入社を決めたのが棚田建材。目の前のことに必死に取り組んでいれば、見えてくるものがある。そんな生き方が性に合っている自分にとって、「常に、個別の課題が与えられる」当社とは肌が合うんです。

想像以上に大きかった裁量と責任

4年目の今は、現場監督との打ち合わせや職人さんの手配といった現場管理の仕事をしています。入社前に、「仕事を一通り覚えるまでは大変」と言われていた意味がようやく実感できるようになりました。棚田建材の仕事は「一人ひとりに与えられる裁量が大きく、責任感も伴うけれど、そのぶんやりがいがある」と聞いていましたが、その度合いが想像以上だったので、まだ必死に食らいついている状況ですね。(笑)
そんな中でも喜びはあります。最近の話ですが、苦戦した現場の施工が完了し、色々と反省をしていたところ、そこの現場監督から電話があり、「次も(おまえに)頼む」と言ってもらえたときはうれしかった。

終わりのない挑戦が待っている

社会人になると、高校時代のようにすべてを注ぎ込むことはできません。僕にとって高校時代の経験は、自分の「がんばり度」を測るひとつの基準。だから、時にしんどくなると当時を思い出して、まだやれるんじゃないかと自分に発破をかけているんです。
今の目標は、早く一人前になること。これから覚えないといけないことはまだまだたくさんありますが、それくらい負荷がある方がいいのかなと。その目標を達成しても、次の目標、その次の目標……と続く「終わりのない挑戦」に向上心が刺激されるから、僕はこの会社で働いているんだと思います。

※インタビューを実施した2020年当時の内容と役職です。