勤続のカギは、フラットな人間関係
大学卒業後、ある国家資格を取るための勉強をしばらく続けていたのですが、20代後半になり、焦りが芽生えてきたところで受験を断念。
心機一転「営業職」で求人を探していたところ、見つけたのが棚田建材でした。
(当時は今と組織体制や育成方針が違ったので)入社後は2年半ほど施工管理の仕事をした後、施工管理と営業を兼任すること約3年、6年目に営業部の部長になり、今に至ります。棚田建材のいいところとして真っ先に挙げられるのが、社内の人間関係ですね。入社当初は一番年下の先輩でも15歳ほど離れていたのですが、年齢差を感じさせない接し方をしてくれたので、コミュニケーションを取りやすかったんです。言いたいことも言えて、聞きたいことも聞けるフラットな人間関係があったから、8年間働き続けてこられたんだと思います。
ゼロからでも十分やれる
建築や防水のいろはも知らず、職人さんや現場監督と接するのは人生で初めて。その方々に認められて、仕事をスムーズに進めるために心がけていたのは、防水の工法、仕事内容、工事の進め方などをあらかじめインプットしたうえで現場に行くこと。そして、わからないところは素直に聞くこと。要は、できないなりにもやる気があるところを見せれば、職人さんもそれに応えてくれるんです。たとえゼロからのスタートでも、興味や意欲を持って取り組めばできるようになる職種だと思いますね。
できることをずっとやらせない
工事管理だけをしていると、現場での職人さんや現場監督との人間関係が主になりますが、同業他社が集まる業界活動などにも参加するチャンスを活かせば、興味も視野も広がります。組織の一員として、事業活動に参加できている感覚を抱かせてくれるのが棚田建材のいいところ。早い段階から、面接(採用活動)や人材育成に関わるのもその一環です。棚田建材でのキャリアパスはおおむね、「自分ができるようになったことは人に渡して、次のステップに進む」というもの。「できることをずっとやらせない」のが会社の方針なんです。まさに、私が6年目(33歳)で営業部長になったのもそう。
「部長にふさわしい人間になったからその役職を与えられた」のではなく、「部長を務めることで、部長にふさわしい人間になれ」と期待されたんだと思っています。
プライベートは何をしている?
子どもが5歳と1歳。休みの日はほとんど家族で過ごしています。ちなみに、家を建てる際、住宅メーカーの方から「業者の方と話しているみたいです」と言われました(笑)。
※インタビューを実施した2020年当時の内容と役職です。