建築施工管理技士のOです。
今回ご紹介するのは、波型スレート屋根に対する防水工法になります。
先月の4月16日、私の勤務している姫路営業所で強風と同時に大粒の「ひょう」が降り、播州地方一帯で車がへこむ、カーポートの屋根が破損する、窓ガラスや雨どいなどが割れたり壊れたりと甚大な被害を受けました。
その中で、工場や倉庫の屋根に良く使われている「波型スレート屋根」の破損も多く見受けられました。
この「波型スレート屋根」の補修方法・改修方法は少し厄介です。
まず、2004年以前に製造された波型スレート屋根には近年問題になっている「アスベスト」が含有されています。
解体・撤去するにもアスベストの飛散を気にしなければなりません。
そうなると撤去し新たな屋根材を吹き替えるより、撤去せずカバー工法をするやり方が一般的になります。
ただ、ここでも劣化して強度の少ない波型スレートの上を歩行するという危険なリスクが伴ってきます。

今回ご紹介する「SOSEI工法」はこのようなスレート屋根を改修する上での不安点を解消できる工法です。

SOSEI工法とは、
三層の特殊な樹脂を吹き付けて、防水・断熱・補強等の効果を生み出すスプレーカバー工法です
第1層:SOSEIフォーム 特殊な発泡ポリウレタンフォーム(断熱材)
第2層:SOSEIコート 速硬化ウレタン樹脂防水材(防水層)
第3層:SOSEIトップ ウレタン樹脂系保護塗料(仕上げ保護層)

SOSEIカタログより引用

波型スレート屋根を高圧洗浄しなくても接着力を持たせることが出来るウレタンフォームを一層目に吹き、追いかけて二層目の速硬化ウレタン防水材を吹くことにより、脆弱になっているスレート屋根を強固に補強し、その被覆した防水層の上に乗って屋根を施工する事によって安全かつスピーディーに強靭な防水層を形成できる優れた工法です。

SOSEIカタログより引用

さらに施工したあとの付加価値として、


① 室内の断熱効果上昇(結露対策)
② 屋根全体の防水性・耐久性アップ
③ 降雨時の遮音性上昇
④ スレートいた表面のアスベスト封じ込め


 などを提供できます。

近年急激に増えている自然災害(台風・ゲリラ豪雨・ひょう)に対して予防策にもなる素晴らしい工法です。
是非興味のある方は当社までお気軽に相談してください。

棚田建材では、防水工事だけでなく外壁の調査・診断から適切な補修・メンテナンスをご提案致します!各種外壁・防水改修、大規模修繕工事のご相談はお気軽にお問い合わせください。