建築施工管理技士 Oです。
このたび当社が元請けとして担当した、兵庫県I市の2団地屋根防水修繕工事の1団地目が無事竣工しました!
16棟総戸数613戸の集合住宅の屋上防水改修現場でした。

Before 

After

振り返りますと、本現場において重要だったのは、防水工事の品質管理と安全対策でした。
防水層の品質管理として、先ず始めに各棟の施工箇所の下地調査行います。既存コンクリート下地は、目視・打診調査・マーキングを行って不良箇所については補修作業を行います。

不良箇所の調査・マーキング 

不良箇所の下地補修完了

既存防水層については既存防水層と下地コンクリートの接着試験を行い接着強度の確認を行います。また既存塗膜防水層と新しい防水材との付着試験も行います。

既存防水層引張試験
プライマー付着試験(クロスカット試験)

その他にも塗膜防水に関しての適切な塗布量の確認、施工後の防水材の厚みの確認、シート防水下地のアンカー固定ビスの引抜強度等各種現場試験を行い品質確保に努めました。

防水材塗布量試験
プライマー塗布量試験
防水層膜厚試験
既存下地ビス引抜試験

また、安全面では施工箇所が複数の住宅棟の屋上のため、安全手摺の資材、既存防水層撤去材、新設の防水材等の荷揚げ・荷降ろしの揚重機作業を屋上工事期間中はほぼ毎週どこかで作業を行っておりました。

揚重機の設置場所ごとに歩行者・自転車の安全通路や車両の通行ルート等すべて異なります。誘導員も4人体制でいつも以上に細心の注意を払って揚重機作業を実施しました。当物件で20回程度揚重作業を行いましたが、最後の作業が無事に終わったときは本当に安堵したのを思い出します。

工事期間中、工事において騒音等でもご迷惑をお掛け致しましたが、工事期間終了後には、住民の皆様より長期にわたりお疲れさまでしたと多くの感謝のお言葉を頂戴しました。本当に嬉しいことでした。 あらためて、社員一同 自治会の皆様及び住民の皆様に心よりお礼申し上げます。

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