建築施工管理技士Hです。
創業71年、一貫して「防水の専門家集団」として数多くの建物を水から守ってきた棚田建材。
今回は勾配屋根のハナシです。
短い梅雨が空けてから、雨模様が続いています。局所的な大雨は災害の心配もあり、
また漏水でのお問い合わせも多数いただいております。
棚田建材では鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物を主に取扱っています。
それらは陸屋根と呼ばれる平たい屋根が多いのですが、
一部のマンション等では大きく角度のついた勾配屋根が採用されていることがあります。
勾配屋根は戸建住宅では多く見られますが、屋根に角度が付くことで雨漏れが起こりにくく、
またデザイン性も高くなる為に選ばれていますが、角度が急になると風の影響を受けやすく、
また改修工事においては部材選定や足場の設置により専門性が求められます。
勾配屋根では瓦やスレート、アスファルトシングルが多く採用されます。瓦やスレートは
戸建住宅でも見られますが、アスファルトシングルはあまり聞きなじみがないかもしれません。
アスファルトシングルは、ガラス繊維の基材にアスファルトを含侵・コーティングして砂粒を
表面に吹き付けた屋根材で、北米やカナダで100年以上前から普及しています。
軽量で柔らかい材質なので、建物への負担が少なく曲面などの複雑な形状にもフィットしますが、
経年で表面の砂粒が剝がれたり、大型台風などで部材が捲れたりする弱点もあります。
アスファルトシングルの改修工事の際には、
同じアスファルトシングルでの吹き替え・被せ工法も可能ですが、
陸屋根に用いられる塩ビ樹脂系防水シートでの改修も一つの方法です。
アーキヤマデ株式会社のリベットルーフART(アルト)は柄が印刷された塩ビ樹脂系シートで
屋根面を防水改修する事で、建物の意匠性を維持したまま機能性を向上出来ます。
既存の屋根材を残したままで、上からシートを被せるため、施工中の漏水リスクの
低減・廃材処分の抑制が期待され、建物を利用しながらの防水改修を実現します。
もちろん、棚田建材では、リベットシートARTだけでなく、アスファルトシングル、
金属カバー工法での施工も可能です。
建物に応じた適切な工法・メンテナンスをご提案致します!
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