建築施工管理技士のFです。

今回は建物の鉄部塗装についてご紹介させていただきたいと思います。
鉄部とは、字のとおり鉄でできている部材の事です。実際、現地調査をする際に磁石にくっつくかどうかで鉄部であるかの確認を行ったりもします。
建物新築時には、しっかりと塗装でコーティングしてありますが、経年劣化や地震によるひび割れなどが発生してしまうと、鉄部が剝き出しの状態となります。
そこに、雨や空気中の水分が接触することによって錆が発生してしまいます。
放置しておくと、やがて腐食がはじまり鉄自体ボロボロと崩れてしまいます。

錆の発生は、その後の降雨で錆汁となって建物の美観を損なうことはもちろん、
緊急時に使用する放水口ボックスのような鉄扉が開きにくくなったり、安全手擦りが腐食して逆に危険になったりと、その機能性自体の低下を招いてしまいます。

①放水口ボックスに錆が発生!
②ケレン・清掃を入念に行います。
③錆止めをしっっっかりと塗ります!ここが1番重要となります!
④中塗り状況
⑤上塗り状況
⑥最後にシートを張り付けて完成です。

このように腐食する前に、錆が発生しにくい施工をすることが非常に大切となります。

棚田建材ではマンション・ビルの大規模修繕から、屋上防水、鉄部塗装といった比較的小規模な修繕まで、お客様の要望に寄り添った提案をさせていただいております。
無料で建物調査・お見積いたしますのでぜひお気軽にお問い合わせください。