建築施工管理技士のSです。
今回ご紹介するのは、兵庫県K市にある物流倉庫の屋上に塩ビシート防水を施工した新築工事の現場です。
下地は、屋根30分耐火構造のルーフデッキです。
塩ビシート防水では主に、シートを点で固定する機械固定工法と面で固定する接着工法の2種類があり、当現場は海岸に隣接している為、一般の地域よりも粗度区分が厳しい環境なので、強風仕様対応の接着断熱工法をゼネコン様に提案しました。
シートを点ではなく面で固定する接着工法を採用することで、基準風速環境が厳しい当現場の耐風圧の安全率を十分に確保し、尚且つ近年の大型台風問題にも対応可能な工法として提案致したところ、無事御採用をいただく事が出来ました。
当仕様は高層から低層まで、強風地域でも対応できるようなオールマイティーな工法です。
今回採用された塩ビシート防水の密着工法の施工手順を紹介したいと思います。
断熱材及び接着剤の塗布
仮固定ディスク取付け
断熱面ボンド塗布状況
シート敷設
転圧状況
(しわが入らないようにしっかりと転圧)
シール材充填
今回は新築工事の塩ビシート防水接着工法をご紹介致しましたが、弊社では様々な下地に対して防水工法の提案が可能です。
マンション・ビルの大規模修繕から、屋上防水、外壁塗装といった比較的小規模な修繕まで、お客様の要望に寄り添った提案をさせていただいております。
無料で建物調査・お見積いたしますのでぜひお気軽にお問い合わせください。