建築施工管理技士のKです。
創業から70年以上、一貫して「防水の専門家集団」として数多くの建物を水から守ってきた棚田建材。今回は、橋梁補修工事についてのハナシです。
当社は大規模修繕工事、防水工事、塗装工事等の建築部門での仕事が比較的多いですが
同じ防水工事でも今回ご紹介するような土木工事部門での仕事を請け負う機会もあります。
【工事の流れ】
既設アスファルト舗装撤去(他業者様)
↓
防水工事施工(当社)
↓
新設アスファルト舗装施工(他業者様)
上記の流れで施工します。
公共道路を通行止めにし施工を行う為、通行止め期間が極力短くなるように、早い対応が求められる工事です。
また、当社以外の他業者様との連携がとても大切な工事であり、事前打ち合わせがポイントとなります。一般的な改修工事よりもスピード感のある管理力が求められる仕事です。
その為、かなりタイトな工程を管理する必要があります。
実際に現場写真を添付します。
①アスファルト舗装撤去後
アスファルト舗装を撤去し、綺麗に清掃、プライマー塗布の段取りを行います。
②プライマー塗布
規定量を全面に塗布します。
③アスファルトコンパウンド塗布状況
アスファルト釜にてアスファルトコンパウンドを溶解させ、規定量を塗布します。
④コンパウンド塗布完了+珪砂散布完了
珪砂を散布し、橋面舗装用ドレーンパイプ等を設置し、工事完了となります。
冒頭でのタイトな工程について、当時の施工プランを記載します。
【施工プラン】
13時から施工開始と想定。
9:00頃 現地入り
材料搬入→アスファルト釜設置→いつでも施工に入れるようにスタンバイし
前業者様の作業が終わり次第、順次施工に入るよう準備。
13:00~14:00 準備工(清掃等)・プライマー塗布
14:00~16:00 プライマー乾燥時間(想定)
16:00~18:00 端部処理・コンパウンド塗布
18:00~19:00 コンパウンド冷却時間(想定)
19:00~20:00 橋面舗装用ドレーンパイプ等を設置
20:00頃 作業完了(想定)
乾燥時間・冷却時間についてはメーカー推奨時間で想定。
天候等条件によれば乾燥・冷却時間は短くなり、施工時間が短縮される可能性も想定。
スピードを求められる仕事であり、後業者様にいい形で繋げたかった為
上記のように1時間単位で施工時間を想定し、事前打ち合わせを行いました。
また、決してミスの許されない工事の為、各工程毎に入念なチェックを行い手直し・手戻り防止に努めました。
このような工程管理も施工管理技士としての仕事だと考えております。
棚田建材では、防水工事だけでなく外壁の調査・診断から適切な補修・メンテナンスをご提案致します!
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