建築施工管理技士Tです。
今回ご紹介するのは兵庫県S市にある小学校の勾配屋根にリベットルーフARTを施工した物件です。
既存の屋根材はアスファルトシングル屋根です。

施工前
施工後

既存のアスファルトシングル屋根は約90cm×30cmのアスファルト成形材を張り重ねて施工するのですが、表面に出ているタブと呼ばれる部分が経年劣化し強風で飛散する事があります。本物件は小学校ということもあり、劣化したタブが飛散して児童にあたって怪我をする、という恐れもあります。その点、今回採用されたリベットルーフARTでは飛散の心配がありません。


工程は通常の塩ビシートと変わりありませんが、屋根に勾配があり踏ん張らないといけないため足腰には負担がかかります。今回も職人さんには頑張ってもらいました!
また、屋根のケラバ・軒先部分(屋根の端の部分です)に特注の塩ビ鋼板を取り付けるのですが、建物の形状に則した形状でないと納まらない部分が出てくるため、しっかりと寸法を測って作成することが重要となります。

引き抜き試験

(この試験でビス長さの選定を行います。)

IHディスク取付

(このディスクにてシートを固定します。)

シート敷設

(シートを敷いていきます。) 

ジョイント部シール施工

(シール材で端末補強を行います。)

ジョイント部接合

(溶剤にて接合しています。)

IHディスク誘導加熱

(機械でディスクとシートを固定しています。)

【今回施工した 塩ビシートART の特徴】
■柄付きシートで建物の意匠性を維持
■柄合わせ不要で施工性に優れる
■耐候性に優れる塩ビ樹脂系防水シート
■既存防水層の上に“かぶせる工法”で住みながらの防水改修が可能

近くで見ると塩ビシートに柄が印刷されていると分かりますが、遠くからの意匠性はアスファルトシングル屋根と遜色ない仕上がりになります!
ぜひ、勾配屋根の改修では塩ビシートARTの採用をご検討ください。

棚田建材ではマンション・ビルなど建物に応じた最適な改修提案を致します!
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