2010年11月28日 22:03

企業の工場や学校の体育館、そして自宅の車庫や倉庫など、
鉄骨建物に多く使われている折板(せっぱん)屋根。

設置後、年数が経過すると表面の塗装がめくれ、
屋根の芯素材である鉄板自体に錆が発生し、
そのまま放置しておくと錆が成長し、最悪の場合、
欠損にまで至って建屋内に漏水してしまったり、
折板屋根の重ねジョイント部、またはそこを固定している
止め金具のフックボルトの座金やパッキンが磨耗することにより隙間が生じ、
毛細管現象によって雨水を建屋内へ引き込み
漏水に至ってしまうことが多々あります。



そのような時、一般的な折板屋根の改修方法は、

①折板屋根の葺き替え
②金属屋根を上から被せるカバー工法(ダブル屋根)
③鉄部塗装よる塗替え

の3パターンが、主流と思われがちですが、
実は折板屋根もちゃんと防水できるのです!!

防水専門業者の棚田建材としては、
当然改修工事を行えば漏水保証も付く、
防水工法をお勧めしています。

ここで最近、行った施工事例として、
水系アクリルゴムの塗膜防水 
MYルーファーマルチプロテクトシステムでの
折板屋根改修をご紹介します!

 MYルーファーマルチプロテクトシステムの主な特徴は、以下です。

・材料が環境対応型である(オール水系仕様が可能、エコマーク、F☆☆☆☆の取得など)

・防水材自体が難燃性能を持ち備えている(飛火試験合格、難燃2級取得)

・高弾性の塗膜が、金属構造物特有の熱膨張収縮によりムーブメントに追随できる

・様々な下地に付着良好なプライマーを取り揃えている

・赤錆を黒錆に転換し、錆の進行を確実に抑制することのできる
 「防錆プライマーK」を持ち備えている

・オプションで遮熱トップコートを用いることができる


このように、金属素材との相性が非常に良く、
工法もきめ細かに設定・確立されていることから、
今回の改修工法として採用しました。


①錆落としをしっかり行い.JPG

①ワイヤーブラシにてしっかりと錆を落とします(3種ケレン) 


②錆止を塗ります.jpg

②フックボルトの錆をケレンにて落としたあとで、
  錆転換型の錆止剤である「MYルーファー防錆プライマーK」を塗布します。

③ボルトキャップにはしっかりシール材を詰め込み.jpg

③面戸の隙間のような小口部分も防水材を塗布する前に、
   しっかりとシーリング処理をすることで水みちを閉塞します。

④はめ込みます.jpg

④折板屋根の重ね部と笠木のジョイント部に事前に
   「防水補強処理」をおこないます

⑤面戸のような役物も事前にしっかり処理.JPG

⑤④にて張りこんだブチルゴムテープの上から
    幅広のポリエステルクロスをしごきながら張り込みます


⑥重ね分にはしっかり防水テープを貼ります.JPG

⑥MYルーファー防錆プライマーK塗布後、
   フックボルトキャップを被せる前にシーリング材を充填しておきます。

⑦さらに補強布も張り込みます.JPG

⑦ケレン後、フックボルトにシーリング材を充填した
   キャップを被せることにより、雨水の浸入と酸化を抑制します。

⑧吹付の出来ない状況では刷毛塗りです.JPG

⑧防水主材は現場の施工環境に応じて「吹付施工」と
   「手塗施工」を選択することができます。(写真は手塗施工)


⑨仕上げは丁寧に塗り上げます.JPG

⑨水系材料は厚みをより付けられる分、
   セルフレベリングをしないので仕上がりに注意しながら施工をおこないます。



ところで、材料性能の良さもさることながら、
(以下本人談)
営業担当者である三菱樹脂株式会社 関西支社の
下釜(しもがま)さんは他メーカーより群を抜いた営業センスを発揮してくれています。

同氏は頻繁に同現場を訪れ、
都度丁寧に施工のアドバイスや指導を入れ、
完了検査にも立ち会って
きめ細かに是正箇所等の指摘してくださったりと
八面六臂の活躍をしてくれとても助かりました。

(以上本人談)

彼は背も高く知的でユーモアのセンスも抜群なのですが、
なぜ37歳になった今でも独身なのか不思議なくらいです。(笑)

まあ、その話はさておき、
折板屋根の改修工事にも、
このような塗膜防水工法が出来ることを
今後はもっと皆さんにもっとご紹介していき
たいと思います!